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造り手にふれる
ビービー・グラーツ社インタビュー Vol.1

「ワインは私のアイデンティティ」。
唯一無二のワインメーカー、ビービー・グラーツのワインが特別な理由 2016/5/6

ビービー・グラーツ社
オーナー兼ワインメーカー
ビービー・グラーツ氏

イスラエル人の父とノルウェー人の母を持ち、芸術の都フィレンツェで芸術一家の中で育つ。当初自らも芸術の道を志すが、ワイン造りへの情熱に目覚め、2000 年より醸造家として出発。ファーストヴィンテージ「テスタマッタ2000」がワイン専門誌『ヴェロネッリ』で高得点を獲得、世界最大のワイン見本市「ヴィネクスポ」においてはブラインドテイスティングでいきなりNo.1 に選ばれる快挙を成し遂げた。

ワイン造りが教えてくれる、「自分は何者か」ということ

昔から自家栽培のぶどう畑では家族のためのワインが造られていました。毎年収穫時には友人を呼んでパーティーを催していましたが、ワインはあくまでも楽しむためのもの、職業にするとは長い間考えたこともありませんでした。それがある日、近隣のワイナリーを訪れその作業を見たとき、何か「探していたもの」が見つかった気がしたのです。

畑に出てぶどうの手入れをするとき、土と太陽と自分がひとつになる不思議な感覚があります。「自分の居場所はここにある」という実感で、それは他の仕事では得られなかったものでした。私はワイン造りを通して、自分は何者で、何を成すべきなのかとういうことを知るのです。

「間違いのないワイン」ではなく、
「人を感動させる」ワインを

ワイン造りを学ぶため国内外のワイナリーを見て回り、行き着いた答えは、「土着のぶどう品種で、自分が本当に素晴らしいと思えるワインを造る」ということでした。世界で認められている品種を使い、伝統的なやり方に従えば、おそらく間違いのないワインが出来るでしょう。しかしそれは私がやらなくてもよいことです。私は私のすべて、そしてこの土地のすべてのポテンシャルを使って、人を感動させたいのです。

秋、私は収穫すべきぶどうにひとつひとつリボンで印をつけ、それを専門のチームが丁寧に収穫していきます。とても手間がかかりますし、誰にも任せられない仕事ですが、このやり方でないと私のワインは造れないのです。

ワインを造るよろこび。それは、ワインを通して 世界の人々とコミュニケートすること

ワイン造りはある意味とてもシンプルです。ぶどうを植え、育て、醸造する。そのプロセスの中で、ぶどうの個性と造り手である私のパーソナリティがある地点まで主張し合い、やがて融合します。いろいろな考え方があると思いますが、私のワインにとっては今のやり方がベストであり、もし私以外の人が私の畑のぶどうでワインを造っても、同じワインにはならないでしょう。ワインは私のアイデンティティであり、私の一部でもあるのです。

世界のどこかで私のワインの栓が抜かれる瞬間、それは私が間接的に感動を届ける瞬間です。私のワインを手にとるすべての人に、驚きと感動を届けるために、私は私のすべてをワインに注いでいます。

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