ロゼワイン
ロゼワインは黒ブドウを原料とし鮮やかなピンク色に仕立てたワインを指します。
我が国では春のイメージのロゼですが、ヨーロッパでは夏のシーズナルドリンクです。
ロゼワインは主に3つの製造方法があります。
一つ目は直接圧搾法です。黒ブドウを直接皮ごと圧搾し、果皮から柔らかく色素を果汁に移す方法です。一般的には淡い色合いで酸味がしっかり感じられる事が多いです。
二つ目はセニエ法(血抜き法)と呼ばれ、黒ブドウを原料に赤ワインを造る要領で果皮や種子と果汁を漬け込みます。その後発酵が始める前や醸しの初期にタンク下部より果汁を抜き取りこれを発酵させて造ります。比較的色が濃く果実味の豊かな味わいとなります。
三つ目は黒ブドウと白ブドウを混ぜた状態で発酵させる混醸法があるのですが、ドイツの一部の地域でしか法律で認可されておりません。
冷やしながらフレッシュな酸味を楽しみつつ、温度が上がるとタンニンも少しづつ表現されてくるので、1本を通して白ワイン的な面と赤ワイン的な面を楽しむことができます。
こんな白ワインと赤ワインのいいとこ取りのロゼワインなのですがまだまだ飲んだ事がない、もしくは飲まず嫌いな方も多いようなので是非この機会にトライして頂きたいワインです。