豊かな果実香とやわらかい口あたり
◆ワインの味わい(テイスティングコメント)
標高が700mと高く、昼夜の寒暖差が大きい塩尻地区で育てたマスカット・ベーリーAを使用。豊かな果実香にスパイスやハーブの香りが調和した、
凝縮感のある赤ワインに仕上げました。
色は濃い赤紫色で、香りは木いちごのような赤系の果実、フローラルな果実の香りが豊か。樽由来のロースト香も感じられます。
アタックで心地よい酸を感じ、その後自然な甘味が口中に広がり、力強いタンニンが余韻に残ります。
◆品種
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マスカット・ベーリーA
1927年交雑(交雑番号 3986)
「ベーリー♀」×「マスカット・ハンブルグ♂」
川上善兵衛が生んだ日本を代表する赤ワイン用品種です。 降水量が多い日本の気候にもに適しているため、 日本全国の幅広いエリアで栽培されています。
実は比較的大きめで、ワインにするとイチゴ様の香りが特徴的な、 軽やかなタイプからどっしりとしたタイプまで様々な味わいのワインに変化します。
塩尻は、標高約700mに位置し、日照時間が長く、盆地になっているため昼は気温が上がりやすく夜は急激に気温が下がります。 この1日の気温差が大きいので、ぶどうの栽培に向いており、表層は粘土質、土の腐蝕が進んでいるため比較的肥沃な土壌で、 ぶどうは果実の甘さや柔らかさを特長としています。
◆サントリー 塩尻丘ワイナリー
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長野は山梨と並ぶ日本における二大ワイン産地。 中でもメルロ、マスカット・ベーリーAなど、赤ワイン用ぶどうの品質の高さは格別です。
この地に1936年開設以来、日本人の嗜好に寄り添って、 「赤玉」をはじめ日本の赤ワインの歴史を切り拓いてきた塩尻ワイナリー。 地元のぶどう農家の方々と手を携え、日本の赤ワインのさらなる可能性を拓く、 “長野県産ぶどう100%”ワインです。
ぶどう栽培に適した環境に恵まれた信州の地は、火山性の土壌をもち、 特に力強いぶどうを生み出す産地として知られています。
中でもとりわけ“岩垂原”や“桔梗が原”のテロワールは有名で、 国内外を問わず、高い評価を獲得する赤ワインを続々と世に送り出しています。
◆お料理とともに
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マスカット・ベーリーA特有の赤い果実の華やかな香りの後ろに、ハーブ的な土の香り的なニュアンスが存在します。 特にこの塩尻マスカット・ベーリーAはその特長がよく出ていますので、根菜使ったお料理と相性抜群です。
ごぼうや人参、蓮根、里芋、鶏肉を使って、みりんやしょうゆで甘辛く味付けたお料理に、塩尻マスカット・ベーリーAをお試しください。 根菜のやさしい旨味と甘辛い味付けが、ワインととてもよくマッチします。
その他、肉じゃがや鰻の蒲焼等とも相性が良いので、是非合わせてみてください。
◆受賞歴&評価
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2017年 日本ワインコンクール(日本)銀賞(2015vin)
2014年 International Wine & Spirit Competition (英) 銀賞(2011vin)
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