カベルネ・ソーヴィニヨンの収穫が過去最も遅い記録となった歴史に残るグランミレジム!!
◆ワインの味わい(テイスティングコメント)
異例尽くしの気候が育んだ破格の品質。
暖冬ながら豪雨で始まった2016年は、雹害、遅霜、豪雨などの自然災害が各地のワイン産地に来襲。ボルドーも1月から6月で年間降水量に到達しました。遅い開花が幸いし、開花時期は好天が続き収量にも恵まれました。
7,8月は過去50年で最も暑く乾燥した夏となり、2ヶ月の降水量は僅か25mm、気温は平年より3°C高くなりました。9月前半は酷暑が続きましたが、後半は適度な降雨に恵まれてブドウの熟度が一気に上がりました。
9月の平均気温は平年より2.8°C高く記録的、10月の雨量も15mmと平年より84%減と乾燥した好天に恵まれる中収穫を行いました。カベルネ ソーヴィニヨンの収穫を10/17から開始して10/24に終了したことは、いずれも過去最も遅い記録となっています。
◆品種
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カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ 24%、プティ・ヴェルド6%
◆ワイナリー情報
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シャトー・ラグランジュの復活劇は、1970年代、シャトー・マルゴーの復活と共に、近代フランスワイン界の偉業として語り継がれています。
1855年のパリ万博の際にボルドーの特産物として格付けされたという、かの有名なメドック格付けにおいて、第3級格付けという名誉を与えられたラグランジュですが、その後、所有者の経済的没落から、シャトーは荒廃し、畑は切り売りされている、という状態でした。そして、1983年、欧米以外の企業では、はじめてグランクリュシャトーの所有を許された日本企業「サントリー」がこのシャトーを買い取り、劇的な復興を実現しました。
前述のシャトー・マルゴーとの共通点は、「現代ボルドーワインの父」という異名をもつ、フランスきっての醸造学者エミール・ペイノー博士の協力です。門下生でもあった、マルセル・デュカス氏が社長、同じくペイノー門下の鈴田健二氏が副社長に就いたということもあり、ペイノー博士の全面的なバックアップにより、畑から醸造、貯蔵にいたるまでの地道な改革が行われました。そして、買収より25年を経た今、多くの専門家が「土壌がもつ潜在能力という点では、メドックのトップ10シャトーに匹敵する」と評価していた、その潜在能力を、可能な限り引き出すことに成功しています。
実際、近年のラグランジュは、ヴィンテージによる浮き沈みが少なく、バランスの取れた、慎ましくも内に力を秘めたワインという印象で、常にその年の作柄をポジティヴに表現したような出来栄えで、その年の指標となるシャトーとなっていると思います。買収後植え替えたブドウ樹も樹齢を重ね、これからがラグランジュの本領の発揮の時代となりそうです。
◆受賞歴&評価
※お客様都合による返品は原則として承っておりません。予めご了承下さい。
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ショップコンセプト
「Cave de vin(カーヴ・ド・ヴァン)」ご自身のワイン蔵のように
ワインの出会いと体験をあなたにお届けする場でありたい
カーヴ・ド・ヴァンは1975年に赤坂見附にて創業。翌1976年にサントリー堂島本社ビル1階に大阪店をオープンした老舗ワインショップです。
現在はサントリー興産株式会社が運営しております。
創業当時よりワインを皆様に知っていただく場として誕生。まもなく50周年を迎えます。
現在では多種多様なワインや素晴らしいワインを日本でたくさん楽しむことが出来るようになりましたが、カーヴ・ド・ヴァンが現在でも大切にしていることがございます。それは「ワインを通じてつながる想い」です。
ワインをグラスに注ぎ、グラスを傾けるとき、そこには必ず「想い」があります。ワインを造る「生産者」、ワインを愉しむ「仲間」、
ワインを通じて感謝を伝える「家族や友人」、必ず一人一人にそれぞれのシチュエーションや想いがあるはずです。
その想いに私たちは寄り添い、お役にたてればと思っております。
ご自宅のワインセラーから取り出すように、あなたのワイン蔵(Cave de vin)として、お気軽にご用命頂きますと幸いです。