アンリオの歴史
時間を経て磨きがかかるアンリオの価値
家族経営により守り続ける品質
創業1808年以来、一貫して家族の名前を冠してシャンパーニュをつくり続けてきたアンリオ家。
「家族の名を汚すようなシャンパーニュはつくらない」という覚悟と自負のもと、ブドウ栽培のノウハウやアッサンブラージュ(ブレンド)の技術、原酒の長期熟成へのこだわりはアポリーヌから受け継がれ、品質を磨き続けています。
シャンパーニュ アンリオ 歴史
1640年 | 「シャンパーニュのアンリオ家」創立(織物業者) |
1794年 | ニコラ アンリオとアポリーヌ ゴディノ結婚 モンターニュ ド ランス北部に畑取得 |
1808年 | アポリーヌ女史が創業 シャンパーニュメゾン「ヴーヴ アンリオ エイネ」として家名を冠したシャンパーニュを販売 |
1850年 | オランダ王国より御用達メゾンとして証明書拝受 |
1875年 | 「アンリオ エ シエ」に改名 |
1880年 | マリー マルゲとの結婚によりコート デ ブランに畑取得 |
1905年 | オーストリア皇帝兼ハンガリー国王 フランツ・ヨーゼフ1世から御用達メゾンとして指名される |
1957年 | ジョゼフ アンリオが指揮を執る |
1995年 | ブシャール ペール エ フィス取得 |
1998年 | ウィリアム フェーブル取得 |
2015年 | 故ジョセフ アンリオ氏に代わり、 甥のジル ド ラルズィエールがアンリオグループのトップに就任 |
2017年 | 米オレゴンのボーフレールを取得 |
商品ラインナップ
ワインづくり
父から子へ。創業家が守り続けるメゾン
高品質のぶどうにこだわるアンリオは、自家畑(27ha)のみならず契約栽培についても信頼のおける農家と長期の契約を結んでいる。その大半がグランクリュとプルミエクリュの優れた区画で、ノン・ミレジメのブリュットスーヴェランでさえ、平均格付け率は95%以上と高い(他メゾンでは、平均90%前後といわれる)。
素材となる高品質のぶどうへのこだわり
1808年にアポリーヌ・ゴディノ女史が「ヴーヴ・アンリオ・エイネ」家を創業。200年余にわたり今もなお、家族経営を行う老舗のシャンパン・メゾン。生産量は年間約100万本と小規模ながら、創業以来、シャルドネに重きを 置いたエレガントなシャンパーニュづくりを続けており、世界的にその品質を賞賛されている。
アンリオスタイルへのこだわり:
シャルドネについてはピュアな酸味、ピノノワールについても北向きの斜面に育つエレガントなスタイルが重視される。ワインとしての表現力や熟成のポテンシャル、エレガントさにこだわるアンリオのポリシーの高さが窺える。
シャルドネのエレガンス、長期熟成による
バランスの取れた味わいを支えるポイント
高いシャルドネ比率
5代目ポール アンリオ氏とマリー マルゲ女史の結婚によってアンリオ家にシャルドネの良質な畑(シュイイ畑)がもたらされました。以後良質なシャルドネはアンリオの核となり、すべての製品において高いシャルドネ比率を誇ります。また、早熟なムニエは極わずかな使用に留めています。シャルドネのポテンシャルを最大限に表現するため醸造に樽は一切使用しません。すべてのキュヴェに共通するブリオッシュのような香ばしい香りは、樽由来ではなく良質なシャルドネの熟成がもたらすもの。
高いグランクリュ、プルミエクリュ比率
アンリオではスタンダードキュヴェを含むすべてのレンジにおいて、グランクリュ、プルミエクリュを3分の2以上使用。
高いリザーヴ比率と長期熟成
スタンダードキュヴェにおいても30%~40%という高いリザーヴ比率でメゾンのスタイルを安定的に支える。わずかにメゾンの“永遠のリザーヴ”、キューヴ38を加えることでアンリオのスタイルを強調します。
また、高品質な素材を使っているゆえに熟成期間も長く、スタンダードでも法定期間を大きく超える3~5年、ミレジメは最低6年以上の熟成を経てリリース。
国際的に高い評価
インターナショナルワインチャレンジ(IWC)
前醸造責任者がインターナショナルワインチャレンジで2015年・2016年の2年連続でスパークリング ワイン メーカー オブ ザ イヤーを受賞。
2018年には5年以上に渡る継続した評価を賞され、アンリオが「レン エヴァンス特別賞」を受賞。
・2015年 スパークリングワインメーカー オブ ザ イヤー
・2016年 スパークリングワインメーカー オブ ザ イヤー
・2018年 レン エヴァンス 特別賞
・2020年 ブラン ド ブランでトロフィー、3つのゴールド、2つのシルバーを獲得
ドリンクス インターナショナル (Drinks International)
アンリオの継続的な品質の高さは、ワインやワインメーカーの数多い受賞歴によっても知られている。今年はなんと4ランクも上げ、初のトップ10入りを果たした。
・2020年 「最も称賛されるシャンパーニュブランド」トップ10に選出
シャンパーニュ マスター (The Champagne Masters 2020)
英国酒類専門誌「ドリンクス ビジネス」主催のシャンパーニュ マスター2020において、
エメラ06は最高評価のマスターを受賞!2つのゴールド、3つのシルバーを受賞!
「すべてのレベルで極めて上質なシャンパーニュを造っているメゾン」と評されました。
・2020年 キュヴェ エメラ マスター受賞
トロフェ シャンプノワ (Les Trophees Champenois)
シャンパーニュ専門雑誌、ビュル エ ミレジメ誌主催のトロフェ シャンプノワ2020において、
醸造責任者アリス テティエンヌがセラー マスター オブ ザ イヤーを獲得。
土壌の分析・研究や畑での品質向上への取り組みが評価されました。
・2020年 セラー マスター オブ ザ イヤー受賞