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9月7日(水)和食とブルゴーニュワインを楽しむメーカーズディナー実施
当主
ジャン・ミシェル シャルトロン氏
1969年生まれ。 ビジネススクールを卒業後、コンサルタント会社に入社。 数年の経験を得てから実家であるドメーヌ ジャン シャルトロンに戻る。 2004年にトレビュシェ社との契約を解約し5代目当主として再スタートを切った。 学生時代に日本に留学経験あり。
当主
パスカル ミュニュレ氏
1974年生まれ。 エンジニアスクールを卒業後、フィリップス社に入社。 2005年に実家であるドメーヌ ジェラール ミュニュレに戻る。 当主に就任してからエンジニアの理論的な考え方の持ち主としてドメーヌで様々な改善を行ってきた。
9月7日(水)、赤坂の「響 風庭」にて、フランスからワイン醸造家2名を招いた、メーカーズディナーを実施致しました。
今回は、白の銘醸村ピュリニー・モンラッシェ村より【ジャン・シャルトロン】。赤の銘醸村ヴォーヌ・ロマネ村より【ジェラール・ミュニュレ】。共に現当主が来日。 この、ブルゴーニュを代表する二大銘醸地からの当主来日を記念しまして、「和食とブルゴーニュワインを楽しむメーカーズディナー」を開催しました。

「ブルゴーニュ」も「和食」もここ数年で世界遺産に登録された、類稀なる個性を有した飲食物です。 中でも今回お飲みいただくワインは赤白共に、ブルゴーニュの真骨頂とも言える銘醸村の逸品です。 お食事は、そんなブルゴーニュワインに合わせて特別に考えられた和食メニューをご用意していただきました。その一部始終をレポートさせていただきます。
ル クレマン ド ジャン ブラン ド ブラン 2014(ジャン シャルトロン)
まずは、ジャン・シャルトロンが造る渾身のクレマンで乾杯!当主のジャン・ミシェル氏は、日本にも留学経験がある親日派。日本語で「乾杯」のご挨拶をされました。
このクレマンは、生産本数2,400本の希少品でシャルドネとアリゴテ種から造られるキレのある辛口タイプ。先付けのお料理と共に楽しみました。
コクのあるなめらかな雪肌豆腐は塩でいただきましたが、クレマンとの相性は抜群。クレマンと冷奴は良い組み合わせですね。
上品な出汁で煮た白梅貝は、歯ごたえの良い食感と、京風の出汁の旨味が楽しめてこちらも辛口のクレマンと相性良し。
しゃこをカブで巻いた奉書巻きは初めて食べましたが、こちらもカブとシャコの食感のコントラストが楽しめる一品で、クレマンと美味しくいただけました。

途中で、次の1本「リュリー」も注がれ、卵の黄身の漬物に雲丹をのせた一品には、こちらのリュリーが相性良しでした。
リュリー ブラン モンモラン 2014(ジャン シャルトロン)
三種のお刺身と楽しんだのは、フレッシュなミネラル感と樽熟成によるふくよかさのバランスが絶妙な白ワイン「リュリー」です。「モンモラン」という山のてっぺんの水はけのよい区画からのワインで、ピュリニー・モンラッシャも彷彿させる非常にお買い得なワインでした。
太刀魚にはスダチをふっていただきましたが、リュリーのミネラル感との相性は抜群で口の中で見事にマリアージュしました。
また海老とシャルドネとの相性はフレンチでも実証済みですが、甘味のある海老の身はもちろん、塩焼きにした頭との組み合わせも言う事無しの相性でした。
赤身の鮪とは合うかな?と心配でしたが、中とろの上品な脂分とリュリーの樽由来のほのかなバニラ香との相性は見事でした。
お刺身とブルゴーニュワインはいけます!
ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール2014(ジャン シャルトロン)
お食事3品目には、白のクライマックス「ピュリニー モンラッシェ」の1級畑「レ フォラティエール」を合わせました。
響のソムリエいわく、今回の組み合わせで一番力を入れた一品との事です。伝助穴子という明石産の大きな穴子と水菜を特別な蒸し器で蒸して、その蒸したてをいただきました。
穴子のふっくらとした食感と旨味、上品でなめらかな胡麻味噌たれ、それに圧倒的な構成力のあるピュリニー モンラッシェとの相性は、えもいわれぬ・マリアージュで、本当にここでしか味わえない体験でした。
11ヶ月の樽熟成を経たこの1級畑ワインは、ピュリニー モンラッシェを代表するような味わいで、凝縮されたアロマとグランクリュにも匹敵する力強い余韻は見事しか言いようがありませんでした。ジャン・ミシェル氏いわく、ワインは自然が生み出した子供、との事でしたが、これは正に歴史に大事に育まれた逸品です。
ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール2014(ジャン シャルトロン)
「ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール」と合わせたもう一品は、帆立と、京かんざしという京都特産のにんじんの揚げ物です。
基本的に揚げ物とシャルドネの相性は良いのですが、こちらは、立派な帆立貝に香草をまぶしたパン粉をつけて揚げてあることにより、よりワインとの相性が良くなっていました。さらにスダチをふることにより完璧なマリアージュが完成しました。
サクサクで香草の香る衣、帆立の甘味とふっくらとした食感、スダチの爽やかな酸、ピュリニー モンラッシェのタイムやラベンダーのようなアロマ、石灰岩に由来する豊富なミネラル、樽風味、全てが見事に織り成す素晴らしいマリアージュでした。
ヴォーヌ ロマネ 2014(ジェラール ミュニュレ) ヴォーヌ ロマネ レ ブリュレ2013(ジェラール ミュニュレ)
メインの焼物、京都牛サーロインステーキには、赤ワイン2品を同時に合わせました。
ブルゴーニュを代表する赤の銘醸ヴォーヌ ロマネの村名ワイン2014年と、1級畑の「レ ブリュレ」2013年の2品です。
1年のヴィンテージ違いと畑の違いで個性も大きく異なり、それぞれ違ったマリアージュが楽しめました。
ヴォーヌ ロマネ 2014は、イキイキとした果実味が印象的で、非常にエレガントでスパイスの印象が強く、お肉のリッチな脂身をスッキリとリフレッシュしてくれるマリアージュ。
レ ブリュレ2013は、複雑味とエレガントさが増し、よりお肉の旨味に寄り添うようなマリアージュが楽しめました。
いずれも、醤油やわさびといった和の調味料とも相性が良く、和食とヴォーヌ ロマネの可能性を感じました。
箸休 ずわい蟹と舞茸の土佐酢〆漬け 食事 甲斐路軍鶏と松茸の石釜炊きご飯《京都府丹後米コシヒカリ》 赤出汁 京漬物
それぞれの和のお料理とブルゴーニュワインのマリアージュはどれも素晴らしく、気がつけば 箸休めに蟹と舞茸の酢の物、その後にお食事が出されて、会も佳境に入ってきました。
後は甘味を残すのみです。
ブルゴーニュ パス トゥ グラン 2014(ジェラール ミュニュレ)
今回の1番のサプライズは、この組み合わせでした。甘い旬のスイカと合わせたのは、なんと軽やかなブルゴーニュ赤ワイン「ブルゴーニュ パス トゥ グラン 」です。このワインは、ピノ・ノワールとガメイ種を50%づつ混植した畑から造られたワインでブルゴーニュの枠を超えた軽やかで非常にチャーミングなワインです。
フレッシュで気持ちのよい果実味が楽しめるこのワインをどこで出すか悩みに悩んだ末、このスイカに合わせる、という事を思いついたそうです。確かに、若干冷やし目の提供で、合わせると、スイカの瑞々しい甘味と、パス トゥ グランのフレッシュな果実味との相性は良く、合わせて1つの甘味として楽しめるようなマリアージュでした。
既成概念を取り払ったこの組み合わせに、パスカル氏も驚きと同時に、シェフやソムリエの皆さまに賞賛の言葉を述べられていました。 機会があれば、是非お試しください。
箸休 ずわい蟹と舞茸の土佐酢〆漬け 食事 甲斐路軍鶏と松茸の石釜炊きご飯《京都府丹後米コシヒカリ》 赤出汁 京漬物
3時間に渡るディナーでしたが、時間はあっという間に過ぎました。素晴らしいワインと素晴らしいお料理は、時間を忘れさせてくれます。当主のお二人も大満足で、後半はお客様とのお話に花が咲いていました。
個人的には、先付けの純和食やお刺身との相性や、醤油や味噌との相性、そして最後のスイカとの相性、どれを取っても素晴らしいマリアージュで、ブルゴーニュワインの可能性を感じました。
「和食」と「ブルゴーニュワイン」の共通点、それは上品であること(エレガンス)ではないでしょうか、素材の良いところを活かし、決して自然に逆らわない、そんなところが、遠く離れた土地で生まれながらも、これだけの相乗効果を生み出す結果となっているような気がします。

皆さまも、是非ご自宅で「和食」と「ブルゴーニュワイン」のマリアージュをお楽しみください!
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