Brand Story
Nino negri
ニーノ・ネグリ
1897年創業
小さな段々畑が続くヴァルテッリーナのブドウ栽培
バローロやバルバレスコと肩を並べるワインを造りだす醸造家で、2007年には年間最優秀エノロゴ(醸造家)に選ばれたカシミーロ・マウレ氏が醸造・経営責任者。
ロンバルディア州、ヴァルテッリーナ地方における最大のワイナリーでミラノから車で北東に向かうこと約2時間、東西に広がるアルプス渓谷の1つ、ヴァルテッリーナ渓谷にニーノ・ネグリ社がある。
STORY
小さな段々畑が続くヴァルテッリーナのブドウ栽培
スイス国境近く、東西に広がるヴァルテッリーナ渓谷は、コモ湖の北、ソンドリオ県に位置しています。ヴァルテッリーナ渓谷の特徴である段々畑は、南向きの谷底を見下ろすように北側斜面に広がり、海抜は谷底の315mから高いところで900mまでと幅があります。この段々畑は、数千年前に作られた袋小路のようなブドウ畑を、無数の壁が支えている構造(乾式石垣)となっており、現在も手を加えながら使用されています。その位置の特性上日の出から日没まで一貫して太陽光を浴びることができますが、あまりに傾斜の為、極めて小さな段々畑しか作れず、また、トラクターなどの重機が入れず、畑の手入れから収穫まで、多くの人手を必要とし、収穫期にはヘリコプターも用いられます。 造られる品種はバローロでお馴染みの「ネッビオーロ」ですが、この地では「キアヴェンナスカ」という名前で親しまれています。まず、畑を一目見て感じたことは「断崖絶壁」。転げ落ちたら間違いなく危険と思える急斜面に段々畑に手入れされたブドウ畑はとても神秘的で素晴らしい風景です。
土壌
土壌は、泥を含んだ砂質で、水はけがとてもよいため、表層の土壌は常に乾燥しています。このためにブドウ樹は水源を求めて地中深くに根を伸ばし、結果として地中から良質なミネラルを吸収します。またヴァルテッリーナの渓谷の急斜面は、一般的な丘陵地帯のブドウ畑と比較しても、その高低差からブドウ樹1本1本が得る日照量が多く、ブドウが健全に生育します。標高の高さがもたらす昼夜の寒暖さも、ブドウに良質なアロマ・華やかな香りを与えるという意味でワイン造りに最適と言えます。日当たりによって得られる優美な果実味と豊かなアロマがヴァルテッリーナ渓谷のブドウに特有の長所を与えているのです。
ブドウの品質向上にむけて
厳しい環境にもかかわらず、ブドウの品質向上に取り組んでいます。ブドウ樹の植樹方向は、ミラノ大学の研究を元に東西に決定しました。東西に植えることで、朝と夕方の少ない日照量が問題にならず、最も気温が高くなる10~14時に最大の日照量を得て、光合成を活発に促進できるため、ヴァルテッリーナの強みを活かし、ブドウの品質向上に繋がっています。
醸造
ヴァルテッリーナの伝統的なワインの一つに、スフルサートが挙げられます。スフルサート・ディ・ヴァルテッリーナD.O.C.G.は、収穫したブドウの30%を乾燥させて醸造される伝統的なワインです。乾燥過程では健康なブドウを選び、カビや腐敗を防ぎながら糖度を高めます。ニーノ・ネグリ社では、糖度18~20%の健康なネッビオーロ(キアヴェンナスカ)を慎重に選び、木箱で風通しの良い部屋で2~3ヶ月乾燥させます。この方法により、アルコール度数が高く、凝縮した味わいのスフルサート・ディ・ヴァルテッリーナが生まれます。
LINE UP
自然に陰干ししたブドウから造られたスフルサートワインはアルコール度数が高く、凝縮した味わいです。自社畑の最高品質のブドウを選別して収穫。“チンクエ・ステッレ(5つ星)”は、ガンベロ・ロッソの2004年版では赤ワイン部門の「ワイン・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。
国際品種のソーヴィニョン、シャルドネと厳選した黒ブドウから造られる白ワインです。凝縮感や厚みのある味わいとボディを持ち、エレガントな風味とトロピカルフルーツやスパイスが感じられます。“カ・ブリオーネ”は畑名です。 ソーヴィニョン、シャルドネ、マンツォーニは20日間陰干し。
深いガーネット色。リコリス(甘草)やクローヴ、ラズベリージャム、バラやスミレを思わせる複雑な香り。 しっかりとした骨格があり、ベルベットのようになめらかで、酸とタンニンのバランスの良いエレガントな味わい。後味に炒ったヘーゼルナッツの香ばしさを感じます。