Brand Story
CATENA
カテナ
マルベックの可能性と高標高栽培を研究し世界的ワインへ
イギリスの有名評論誌ドリンクス インターナショナルが選ぶ「世界で最も称賛すべきブランド」をご存知でしょうか?200人を超えるワイン業界のプロが「最も称賛すべき」と思われるブランドに投票し選出される栄誉ある賞で、過去には5大シャトーのシャトー・マルゴーやスペインのトーレスなども受賞しています。
カテナは2020年に見事1位に輝いてから、2021年~2024年まで必ずTOP3に入り、2025年には2度目となる第1位を獲得しました、今世界のワイン愛好家が魅了するワイナリーなのです。
本ページでは、そんなカテナの魅力に迫っていきたいと思います!
STORY
ワイナリーの歴史
1902年創業のカテナは、アルゼンチン・メンドーサに位置するアルゼンチン最大級のプレミアムワイナリーです。3代目の二コラス カテナは、1980年代にカリフォルニアに渡りワイン造りを学ぶ中で、品質を向上させることでアルゼンチンワインを世界に通用するものにできると確信。帰国後は、メンドーサの土壌の研究と品種・クローンの相性について徹底的に研究を進め、今や世界のトップワインとして必ず挙げられるほどの造り手として評価されています。現在は娘のラウラ カテナが中心となり、テロワールやマルベックのさらなる可能性を追求し、革新的な挑戦を続けています。
独自の科学的な研究
世界的ワイン評論家のロバート・パーカー氏より、“カテナはアルゼンチンワイナリーの手本であり、優秀さの基準となりうる”と高く評価されているカテナ。その高評価の秘密は、徹底的に行われた「独自の科学的な研究」にあります。研究するために1995年に設立された、当主のラウラが指揮するワイン研究機関「カテナ インスティテュート」は、ステファン タンザーやジェームス サックリング、NASAなどが訪問するほど注目されています。
高標高での栽培
アンデス山脈の麓、標高850~1,500mに6つの自社畑を所有しているカテナですが、高標高でのブドウ栽培はたくさんのメリットがあります。
【1:ハングタイムの長さ】
高標高になるほどブドウが樹になっている期間が長くなり、凝縮感と複雑味増す。
【2:冷涼な気候】
冷涼な気候となり、リンゴ酸の値が高く収穫期も高い値が保たれるため、美しい酸味が得られる。
【3:UV量】
標高が高くなるとUV量が増加し、複分子タンニンが増加するため凝縮感が高まるだけでなく、なめらかな口当たりになる。※タンニンには渋みや苦味が特長の「単分子タンニン」と豊かさやなめらかさが特長の「複分子タンニン」があります。
マルベックの研究
【1:高品質なブドウを探す】
所有している畑のマルベックから135種類のクローンを研究。より凝縮感のあるブドウを得るため、選定基準(果実の粒が小さいもの、低生長のもの、均一に成熟するもの)に合ったクローンを選出し、高品質なマルベックを持続的に生産できる最良のクローンを5つ特定し、凝縮感のあるブドウを栽培しています。
【2:アルゼンチンマルベックの独自性】
1で選出したクローンは、フランスのマルベックとは全くことなる優良なクローンということが分かりました。
(違い1★低収量)カテナのマルベックは平均22.5kg/樹に対しフランスのマルベックは平均60kg/樹。低収量だと凝縮感が増します。
(違い2★抗酸化効果)カテナのマルベックはフランスのマルベックに比べ、抗酸化効果の高い、複分子化したアントシアニンの種類が多く含まれている。
土壌の研究1 ~区画整備~
同じ畑の中でもブドウの生育に違いがあることに気が付いたカテナは、区画整備を実施。以前はアドリアンナヴィンヤードとして発売されていた、アドリアンナ畑(1,450m)にて1ヘクタールあたり70もの穴を掘り調査。特に興味深い5つの区画(ホワイトストーンズ、ホワイトボーンズ、リヴァーストーンズ、ムンデュス バシユス テラエ、フォルトゥーナ テラエ)を特定し、シングルパーセルワインとしてリリースしました。
その結果、リヴァーストーンズのマルベック2016年がワインアドヴォケイトでアルゼンチン初となる100点を獲得した他、ホワイトストーンズのシャルドネがジェームスサックリングで南米最高評価となりました。
土壌の研究2 ~微生物~
アドリアンナ畑を80cmの深さまで10cm毎に堀りそれぞれの地層に生息する微生物を研究。11種類の異なる微生物を発見し、ある区画ではそのうちの2種の微生物に根圏細菌(植物と共生する)の特性が見られました。
【特性1】土壌の水分が不足した時に植物に水分を蓄える
【特性2】痩せた土壌でも植物の生長を促す
【特性3】病害からブドウの樹を守る物質を生成
これらの微生物の働きによって、過酷な環境下もブドウの樹が成長出来るという効果が判明しました。カテナでは、この微生物を含む特別な区画から、アドリアンナ畑シリーズ最高峰のムンデュス バシユス テラエ(美しい微生物の土地という意)を造り出しています!
その他の研究
●マルベック以外の品種の探求(ボナルダ、クリオージャ~カベルネ フラン等)
●ワイン熟成のメカニズム
●アルゼンチンにおけるフィロキセラについて
醸造のこだわり
樽やタンク
「フランスでは200樽しか生産されないTaransaud社のT5と呼ばれる5年間自然乾燥させた木樽(樽を作る前の乾燥期間は通常2~3年)を使用しています。
T5とはMOF(国家最優秀職人賞)の称号を持つ樽職人のみが手掛けている貴重な樽で、密度が高く、熟成に最適な環境が整っています。
またカテナでは、さまざまな醸造タンクを所有しており、一般的なステンレスや木樽発酵にとどまらず、卵形のコンクリートタンクや200L程度の超小型ステンレスタンクなども使用して研究を行っています。
LINE UP
約1,000~1,500mの標高にあるメンドーサの畑のブドウを使用し、強い日光、冷涼な夜、雪解け水の灌漑により仕上がるリッチで香り高いワイン。ストーンフルーツやトロピカルフルーツを思わせるフレーバー。
メンドーサの中でも標高の高いトゥプンガトエリアのブドウを使用。プラムやストロベリー、ブラックベリーのフレッシュな香りがあり、口に含むと酸味と丸いタンニン、熟した果実の味わいが広がります。
最大発酵温度は19度。24時間のマセレーションを行う。フレンチオークで14ヶ月熟成。フレッシュな柑橘の香り、しっかりとしたミネラルを思わせる味わい。滑らかな口当たり。余韻は長く、バランスの良い酸。
2019