＜ワイナリーについて＞
格付け2級のシャトー。サン・ジュリアンの最北に97haを所有し、畑はラトゥールに隣接しています。オーナーのドロン氏は伝統を大切にする古きよき家族経営の造り手で、ラスカーズの個性と品質を守り続けています。かつてひとつの畑であったものが分割され、シャトー レオヴィル ポワフェレ、シャトー レオヴィル バルトン、そしてシャトー レオヴィル ラスカーズとなりました。第1級に迫る品質で、サン・ジュリアンにおける偉大なワインの条件と考えられる構成力、深み、そして香りの複雑さを最も見事に兼ね備える「サン・ジュリアンの王」。混じり気がなく高貴で重厚な香りをそなえ、熟したタンニンが豊か。骨格の確かさを感じさせ、ポーイヤックのニュアンスも持ち合わせる力強いスタイルです。
＜ワインについて＞
以前はメドック格付け第2級の【レオヴィル・ラス・カーズ】のセカンドワインとしてリリースされて今いたが、2007年以降ラス・カーズの区画から【ル・プティ・リヨン・ド・マルキ・ド・ラス・カーズ】という名の真のセカンドワインが造られる事となり、現在は西側に位置するクロの畑から造られる独立したワインとしてリリースされています。
しかしながら、侯爵（＝マルキ）の畑という名前の由来である専用の畑であり、
セカンドでなくなった今でもドゥロン家の所有のシャトーとして独自のブランドを確立しています。
＜使用品種＞
カベルネ・ソーヴィニヨン54%、メルロ36%、カベルネ・フラン7%、プティ・ヴェルド3%