しなやか、かつ凛とした味わい ◆ワインの味わい(テイスティングコメント) ワイナリーフラッグシップの「登美 赤」は、恵まれた環境の畑で徹底した収量制限により栽培したぶどう品種を、醸造・熟成・ブレンドした逸品です。 やや黒みを帯びたガーネット色で、ブラックベリー、純度の高いカカオ、ホワイトペッパーを想わせる香りに樽由来のスモーキーな香りが絶妙に調和しています。 口当たりは力強く、シルキーなタンニンと、ほどよい酸味のバランスが心地よく、長い余韻となって続いていきます。 ◆登美に込めた思い 自家ぶどう園の中でも最高品質のぶどうだけを使用した、登美の丘ワイナリー最高峰のワインが「登美」です。2016年の生産本数は僅か5,184本。 高温で湿潤な日本の風土。自然が豊かで、時に脅威でもあるこの日本の気候と土地は、人が制御できるものではなく、人は自然を超えるものではありません。 この風土と寄り添い、生かし、品種を通して、土地の特長を表現していく、そんなワインづくりを私たちは目指しています。 そしてそのような中で、この登美の丘の持つ土地の個性を最大限に引き出したワインを私たちは「登美」としています。 具体的なイメージで言えば「緻密で、凝縮感のある、しなやかな強さ、やさしく、繊細で、やわらかさがあり、品種を通じてこの登美の丘の特長が表現されているワイン」です。 そうして、この日本の登美の丘の風土とのコミュニケーションからうまれた「登美」がグローバルな舞台で、そのオリジナリティーを感じていただき、世界の人たちと感動を共有できればと考えています。 ファーストヴィンテージである「登美1982」を世に送り出した当時から、登美の丘ワイナリーではここ登美の丘のフラッグシップワインとして 「世界標準の最高峰の赤ワイン」を追い求めてきましたが、今我々は、かつてのボルドースタイルを目指した頃に比べて、この土地でしか表現できないもの、 自然のやらわかさや果実の甘さを感じさせるふくよかさ、緻密さ、しなやかさと優しさ、 そんなイメージを「登美」として表現する、というヒントをつかみつつあります。 ◆品種 登美の丘ワイナリー 自園産ぶどうを100%使用。 使用している品種は、メルロ:52%、プチ・ヴェルド:42% 、カベルネ・ソーヴィニョン:6%と ボルドー系の品種を、適切な配合のアッサンブラージュで仕上げた1本です。 2016年は3月〜4月にかけて気温が少し高めに推移し、萌芽は平年より早く、4月末〜5月も気温が高く日照時間にも恵まれたことで、 ぶどうの成長は早く進みました。8月中旬〜9月に計6個の台風が上陸して、10月以降も天候が回復せず苦労の多い年になりましたが、 果実の健全性と種の成熟度合いを見極めながら最適なタイミングで収穫を進め、ほどよい酸味と良質なタンニンがバランスよく感じられるヴィンテージとなりました。 ◆サントリー 登美の丘ワイナリー ぶどう栽培の理想郷、登美の丘。 “登って美しい丘”に由来する「登美の丘ワイナリー」。 南に富士山を仰ぎ、眼下に甲府盆地を望む登美の丘。 この風光明媚な丘陵でぶどうをつくり続けて100年の歳月が過ぎました。 世界に誇る日本ワインをつくりたい。 先人たちの夢と、それに続くつくり手たちのたゆまぬ努力が醸し出す“百年品質”の日本ワイン。 それは、“自園産ぶどう100%”にこだわり、サントリーが頑なに土からつくりあげた、最高峰のワインです。 この美しい丘は、実はぶどう栽培に理想的な環境に恵まれています。 【雨が少ない】年間降雨量:約1100mm(日本平均約1600mm) 【日照時間が長い】年間日照時間:約2250時間(日本平均約1900時間) 【昼夜の寒暖差がある】標高が高いため昼夜の気温差は10℃以上になる日が多い。一日の気温差が大きいほど、ぶどうは色が濃くなり、糖度を高めていきます。 上記の通り、良質なぶどう栽培に求められる3つの環境条件が揃っています。 ◆お料理とともに 凛としてしなやかな「登美」は上品な味わいの中にもしっかりとした旨味を含んでいますので、やはり上質な和牛を使ったお肉と合わせていただきたいと思います。 和牛のステーキ、ビーフシチュー、しゃぶしゃぶ、すき焼き、とお肉料理とは全般的に相性はよいですが、こってりとした洋風のソースよりは、 複雑な旨味のある控えめな和風の味付けのものの方がよりお互いの味わいを引き立てる事が出来ると思います。 是非、ハレの日の食卓でお楽しみください。 ◆受賞歴&評価 2019年 INTERNATIONAL WINE CHALLENGE(英) 金賞(2014vin) 2019年 International Wine & Spirit Competition (英) 銀賞(2014vin) 2019年 Decanter World Wine Awards(英) 銀賞(2014vin) 2019年 INTERNATIONAL WINE CHALLENGE(中国) 金賞(2012vin) 2018年 INTERNATIONAL WINE CHALLENGE 部門最高賞トロフィー/金賞(2013vin) 2017年 日本ワインコンクール 部門最高賞/金賞(2012vin) 2017年 Les Citadelles du Vin (仏) 銀賞(2012vin) 2016年 日本ワインコンクール 金賞(2013vin) ご注文はこちら ※お客様都合による返品は原則として承っておりません。 実店舗と在庫を共有しているため、売り切れる場合がございます。予めご了承下さい。