ローラン・ペリエとは?人気シャンパンの魅力と特徴について

世界中のVIPに愛され、英国王室御用達の栄誉も授かっている名門シャンパンメゾン、「ローラン・ペリエ(Laurent-Perrier)」。
レストランやワインショップで、独特の丸みを帯びたエレガントなボトルや、「La Cuvée(ラ キュベ)」と書かれた美しいラベルを目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
今回は、世界トップクラスの販売数を誇るこの老舗メゾンが、なぜこれほどまでに高い評価を得ているのか。その歴史的背景と、ローラン・ペリエならではの「味わいの特徴」について分かりやすく解説します。
特別な日の乾杯にふさわしいシャンパンを探している方は、ぜひ参考にしてください。
200年以上の歴史と、メゾンを飛躍させた「中興の祖」
ローラン・ペリエの設立は1812年。フランス・シャンパーニュ地方のトゥール・シュル・マルヌ村で産声を上げました。
その後、元樽職人のウジェーヌ・ローランと、その妻マティルド・エミリー・ペリエが経営を引き継ぎ、2人の姓を合わせた「ローラン・ペリエ」という名前が誕生します。
しかし、このメゾンが現在の「世界的トップブランド」へと飛躍を遂げたのは、第二次世界大戦後のことです。
立役者となったのは、前当主であるベルナール・ド・ノナンクール氏。
彼は「独創的なシャンパン造り」と「家族経営による独立したメゾン」という哲学を掲げました。当時主流だった重厚な味わいとは一線を画す、「フレッシュさ」「エレガントさ」「バランスの良さ」を追求する独自のスタイルを確立し、メゾンを世界的ブランドへと育て上げたのです。
ローラン・ペリエのワインの3つの特徴
ローラン・ペリエのシャンパンが一貫して持っているスタイル。それは、ベルナール氏が確立した以下の3つの要素に集約されます。
① 「シャルドネ」への強いこだわり
シャンパンは通常、黒ブドウ(ピノ・ノワールなど)と白ブドウ(シャルドネ)をブレンドして造られますが、ローラン・ペリエは「シャルドネの比率が非常に高い」のが最大の特徴です。 シャルドネを主体にすることで、重たすぎない、キリッと冷えた朝の空気のような「フレッシュさとエレガントさ」を生み出しています。
② ステンレスタンクによる「ピュアな果実味」
多くのメゾンが木樽を使ってワインを発酵・熟成させる中、ローラン・ペリエはいち早く「温度調整付きのステンレスタンク」を導入しました。 木樽の香りをあえてつけず、ブドウ本来のピュアで純粋なアロマを最大限に引き出すためです。
③ ゼロ・ドザージュ(極辛口)の先駆者
今でこそ糖分を添加しない「ノンドゼ(極辛口)」のシャンパンは人気ですが、ローラン・ペリエは1981年に「ウルトラ ブリュット」を発表し、このジャンルを切り拓いたパイオニアでもあります。ごまかしの効かない純粋な味わいは、世界中の美食家を唸らせました。
洗練された「ローラン・ペリエ」を味わう
アペリティフ(食前酒)としてはもちろん、和食などの繊細な料理とも見事に調和する洗練された味わい。
ご自宅用から特別なギフトまで、幅広くお選びいただけます。
知っておきたい代表的なキュヴェ(ラインナップ)
ローラン・ペリエの哲学を体現する、代表的なシャンパンをご紹介します。
ラ キュベ(La Cuvée)
メゾンの顔であるスタンダード・シャンパン。
シャルドネの比率が高く、白い花や柑橘類、ピーチのようなフレッシュな香りが特徴です。迷ったらまずはこれを選べば間違いありません。
キュベ ロゼ(Cuvée Rosé)
ローラン・ペリエのアイコンとも言えるロゼシャンパン。
赤ワインを混ぜる手法ではなく、ピノ・ノワールの果皮から色と香りを抽出する伝統的な「マセラシオン(浸漬)法」で造られます。新鮮なベリーの香りが弾ける、世界で最も愛されているロゼの一つです。
グラン シエクル(Grand Siècle)
メゾンの最高峰(プレステージ・キュヴェ)。
「自然界では不可能な完璧な年(ヴィンテージ)を、ブレンドの力で創造する」という理念のもと、複数の秀逸な年のワインをブレンドして造られる、究極の芸術作品です。
まとめ:エレガンスを体現する至高のシャンパン
「フレッシュ、エレガント、ピュア」。 ローラン・ペリエのシャンパンは、決して派手で重厚なタイプではありません。
しかし、その洗練された繊細な味わいは、飲む人の心を優しく解きほぐし、食事の時間を一段と格調高いものにしてくれます。
大切な人のお祝い事や、特別な記念日のディナーに。 英国王室も愛するそのエレガントな輝きを、ぜひグラスの中で体感してみてください。
Sommelier’s Note
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