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【Sghr スガハラ】 Risicare 〜リジカーレ〜

繊細な感性と研ぎ澄まされた技術 日本人が生み出すハンドメイドのワイングラス

今回ご紹介するのは、日本のガラス職人がひとつひとつハンドメイドでつくりあげる、美しいワイングラスです。
イタリア語で「勇気を持って試みる」を意味するリジカーレは、日本に数名といわれる高い技術を持つグラス職人が、自らデザインし何度も試作を重ねて完成させた、熱い想いが宿ったワイングラスでした。
絶妙な重心と持ち心地、ワインが流れ落ちるかのようにテーブルを鮮やかに彩る美しいステムの色は、何度も持ち上げて眺めていたくなります。

実際に工房を訪問し、取材の中から見えてきたものは、ワインづくりにも共通する、自然や素材との対話、そこから生まれる強い個性でした。

実際に使ってみると、無理に何かを強調せず、ワインの味と香りを素直に感じることができました。サントリーの日本ワインと、是非一緒に楽しんでいただきたいワイングラスです。

『Sghr スガハラ』
千葉県九十九里に工房を構え、昭和7年の創業以来ハンドメイドにこだわり続けている日本のガラスメーカー。職人自身がデザイナーとして、日々の生活を豊かにするものから、国内外のシェフも愛用するガラス器まで、4,000種を超えるオリジナル製品を生み出し続けている。

ホームページ http://www.sugahara.com/

<SPECIAL INTERVIEW> サントリー登美の丘ワイナリー ワイナリー長 渡辺直樹 × 菅原工芸硝子 ガラス職人 江良徹

登美の丘ワイナリーのワイナリー長:渡辺直樹さん(以下「渡辺」)と、リジカーレをデザイン・製作する菅原工芸硝子の職人:江良徹さん(以下「江良」)にモノづくりについてお話ししていただきました。

渡辺
今日は実際に作る工程を見せていただきましたが、どろどろとした液体からワイングラスが出来あがる姿は感動でした。この「リジカーレ」というワイングラスを作ろうと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
江良
僕の生まれが北海道の小樽というところなのですが、故郷で自分の作ったワイングラスを使ってもらうことが夢なんです!
生まれ育った小樽は、ワインの産地としてもガラス工芸も有名なんですが、地元の飲食店では海外製のワイングラスばかり使われていました。まるで日本製のワイングラスが認められていないようで…それが悔しかったんです。
スガハラを気に入って使ってくださる方もいらっしゃいますが、まだまだやるべきことがあると感じています。
渡辺
自分が作ったものが、自分の周りで使ってもらえるのは嬉しいですよね。私も世界に通用する日本ワインを作りたいと思っています。
それは世界のワインの真似ではなくて、その土地の良さを引き出して、他にはない個性を生み出すことなんじゃないかと。
江良
僕たちも日々変化するガラスの声に耳を傾けるようにしていますが、ブドウ栽培に似ているかもしれません。
渡辺
すごく通じるものがありますね。ワインも気候や作柄に左右されるので、日々自然との対話ですね。
江良さんは、自身のモノづくりで、他に大切にしていることはありますか?
江良
僕は“日本人らしさ”これを一番大事にしています。
ガラス製品は何千年も前からつくられていて、技術や技法も沢山開発されているので、オリジナリティを出すことはとても難しいです。
だからこそ、自分らしさ、日本人だからこそ作れるもの、これを極めることが新しいものを作る事に繋がるんじゃないかと。
もっともっと技術を磨いて、日本人が作るワイングラスの魅力を、故郷にも、そしていつかは世界に広げていきたいです。
渡辺
同じ日本のつくり手として、互いに高め合って、世界に通じる力をつけていきたいですね。
私もまずはこの日本に住む周りの人たちに、いいねと言ってもらえるような美味しいワインをつくっていきたいです。

世界を見据えつつ、個性と魅力を追及するお二人を支えているのは、自分たちのモノづくり、そして日本のモノづくりを世界に認めさせたいという、強い情熱でした。
自分たちの力の及ばない自然と対話していくことが、自分らしさや日本人らしさとなり、世界の中で競争していく上で大きな強みとなることを教えていただきました。
お二人の活躍と日本のモノづくりに、今後も期待したいです。

プロフィール

渡辺 直樹 -Watanabe Naoki-

サントリー 登美の丘ワイナリー・ワイナリー長
1988年サントリー入社。89年より登美の丘ワイナリーにて栽培・醸造技術開発を担当。92年にボルドー大学留学を経て、フランス国家資格であるエノログ(ワイン醸造士)を取得。2014年4月より現職。

江良 徹 -Era Toru-

1985年北海道小樽市生まれ。高校時代よりアルバイトでガラスに触れ、高校卒業後ガラス職人の道へ。2006年に菅原工芸硝子に入社し、現在は主にワイングラスの製造を担当。伝統工芸品「江戸硝子」職人展で大賞を受賞するなど、作家としても精力的に活動している。

ワイングラス“リジカーレ”ができるまで

ワイングラスが一体どのようにして作られているのか、その現場を間近で見せていただきました。

  1. 窯からガラスを巻き取る

    1400度という高温でどろどろに溶けたガラスを、サオと呼ばれる棒を使って巻き取ります。

  2. ボウル部分をつくる

    サオに息を吹き込んで、型を使ってボウル部分をつくります。
    手に伝わる感覚を頼りに、一定の厚みに調整しています。

  3. ステムをつける

    温めておいたボウルの底に、色のついたガラスをくっつけます。手前に奥に、サオをくるくると回しながら、トングのような道具を使ってステム部分を伸ばしていきます。

  4. プレートをつける

    ステム部分が固まったら、先端に色ガラスをくっつけます。
    再度サオを回しながら、板状の道具で優しく挟み込み、平たく伸ばして形を整えます。

  5. 冷却

    形が出来上がったら、サオから切り離し、3〜4時間かけてゆっくり冷まします。
    そのまま常温に置いておくと、表面だけ急激に冷めて縮んでしまい、割れてしまうそうです。

  6. 仕上げ

    最後に、余分な部分を切り落として、飲み口の部分を滑らかに仕上げれば完成です。

  7. 職人さんから職人さんへ、流れるようにサオを手渡して、どろどろのガラスがワイングラスに変わっていく様子は、本当に感動でした。
    ガラスとガラスを繋げていることが分からないような、滑らかで美しい付け根をつくる技術は、何年も練習を重ねてやっとできるようになったそうです。

    全て手作業で行っているにもかかわらず、次々と出来上がるワイングラスの、その寸分違わぬ精度に、職人の技を感じました。

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